2011年1月17日月曜日

中部大学国際関係学部シンポジウム「ストリートの人類学」

「道」の文化想像力と創造力
日時:2011年1月26日(水曜日)15時20分~17時20分
会場:中部大学春日井キャンパス5132教室(51号館3階)
講師:

関根 康正(日本女子大学人間社会学部教授)
鈴木 裕之(国士舘大学法学部教授)
司会:和崎 春日(中部大学国際関係学部教授・副学部長)
講演内容:

第一部:インドの路上の「貧富」とジャーティの生活動態から
第二部:アフリカ・コートジボワールの路上の若者・芸能動態から
第三部:名古屋大須ストリートと滞日アフリカ人の生活生態から

現代の日本や欧米の社会では、道や区画が整備されすぎ、小ギレイではありますが管理が行き届きすぎています。ちょっと昔の街の隘路やストリートは、人々が通り際に祠に手を合わせ、子どもたちは毬つきやボールの壁投げで遊び、タバコ屋のおばあちゃんは子どもたちの言葉遣いを正したり、車に気をつけてねと声をかけて「他人」にも愛を注ぎ、ときには楽団がやってきて猥雑な演技も披露される・・・このような、人々の心も通い合う「場」でした。こうしたストリートのもつ「逸脱しつつ創造する」力―社会性生成力、教育力、宗教力を、現代社会での諸実践の中から問い直していきます。


http://www3.chubu.ac.jp/international/news/805/